Rightmilk’s blog

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映画「ミックス。」感想

久しぶりに映画館で映画を見た。

(ネタバレも含みます。)

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主人公が負けて終わることもある。だけど伝えたかったことはちゃんと伝わる内容で勇気をもらえる映画だった。

これは卓球だけの話ではない。

私ももう大人だから「奇跡なんてそう起こらない」って知ってる。だからこそ恥ずかしさや生きる大変さに共感ができる。

ししゃもの歌詞がとても合っていた。

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ぜひBGMに聞きながらよんでください

SHISHAMO「ほら、笑ってる」 - YouTube

 

まずストーリーから

母のスパルタ教育により、かつて天才卓球少女として将来を期待された28歳独身・多満子(新垣結衣)。

母の死後、普通に青春を過ごし、普通に就職する平凡な日々を送っていたが、会社の卓球部のイケメンエース・江島(瀬戸康史)に告白され付き合うことに。ついにバラ色の人生が!と思った矢先、新入社員の美人卓球選手・愛莉(永野芽郁)に江島を寝取られてしまう。

人生のどん底に落ち、逃げるように田舎に戻った多満子だったが、亡き母が経営していた卓球クラブは赤字に陥り、自分の青春を捧げた活気のある練習風景はそこにはなかった。クラブの部員も、暇を持て余した元ヤンキーのセレブ妻、ダイエット目的の中年夫婦、オタクの引きこもり高校生、さらにケガで引退した元日本ランカーのプロボクサーながら、妻の上司を不倫相手と勘違いして暴力事件を起こし、妻と娘に見捨てられた新入部員の萩原(瑛太)など、全く期待が持てない面々だった。

しかし、江島と愛莉の幸せそうな姿を見た多満子は、クラブ再建と打倒江島・愛莉ペアを目標に、全日本卓球選手権の男女混合ダブルス(ミックス)部門への出場を決意。部員たちは戸惑いながらも、大会へ向け猛練習を開始する。

多満子は萩原とミックスを組むものの、全く反りが合わずケンカばかり。しかし、そんな二人の関係にも、やがて変化が訪れていく

 引用元

映画『ミックス。』

映画終盤、ミックスの試合に出ることを諦めてガッキーが一人で歩くシーンでは彼女の女優魂を感じた

 

前に雑誌のインタビューで「自分がどうみられようとか気にしていない」というのを思い出した。自分を捨ててこの役に入り込んでいる本気さ。彼女の役者という舞台で戦う姿も垣間見た気がした。本当に素晴らしい。

ほかのキャストもとても豪華だった。行きつけの中華料理屋の中国人店員の蒼井優の中国人っぽさの作り込み方がリアルで面白すぎて彼女が出て来るたんびに笑ってしまった。最高。

それから真木よう子の圧倒的な迫力。

彼女はほんとにすごい

 

映画の中でいくつか心に残っているセリフを(私の頭の記憶なので正確じゃないです)

 

続けたくても続けられない人もいるんだぜ

…元プロボクサーの瑛太のセリフ

 

遅いよ。

ミックス試合当日、面接に行ったと思った瑛太がガッキーを迎えにきたとき。突き放したけど本当は彼の気持ちを待っていたのかと気付かされた。

 

一歩も負けちゃダメだ

一歩 勇気 前へ

…試合中にガッキーが思い出す母親役、真木よう子のセリフ

  

誰かを照らすために頑張っている。

私も誰かに照らしてもらわなきゃ生きられない

…ガッキーが必死に卓球をしている時

 

普通の人生って何だろう。

みんな自分だけの人生を闘っている

…試合中のガッキーの気づき

 

ふさわしい人間が、ふさわしい結果を得るだけだ

…試合に負けてしまった際のアフレコ

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この映画の監督がリーガルハイの監督だっと知った時なるほど!と思った。

たしかに世界観が似ている気がした。少しコメディーティックでただのラブストーリーじゃない。

自分の人生を生きる上で傷つきながらも戦い、成長していく姿が感動的だった。

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